Jueves, 27 de Octubre de 2016 |
Tori Tori ブエノスアイレスの和食界に新たな波 |
和食と言えば寿司、というのがポルテーニョ達の常識になっている。市内の多くある寿司デリバリー、寿司・天ぷら・すきやきといった定番を提供する和食屋と、和食へのアクセスはとても安易になった。しかし一方日本に目を向けてみると、和食なら何でも食べられるレストランといえば定食屋ぐらいで、実際には寿司屋は寿司、天ぷら屋は天ぷら、すき焼きやはすき焼き、焼き鳥屋は焼き鳥だけと一つにこだわった専門店が多く存在する。セルヒオさんとナオミさんが今年6年にオープンしたTori Toriはその名からもわかるように焼き鳥の専門店。レコレタ地区エクアドル街に、赤い暖簾がぱっと目にはいる。16席と小さな店だが木製のテーブルとイス、提灯や和風のデコレーションなど細部まで心を込めて厳選したのが伝わってくるアットホームな店内だ。
セルヒオさんは父が一世、母親が二世の沖縄県系。ナオミさんはテキサス生まれの東京育ちのタンゴダンサー。ナオミさんは2003年ごろからアルゼンチンを何度も訪れていたが、2013年に全米大会を優勝したあと2014年に長い滞在を視野に来亜。指圧師だったセルヒオさんと出会い去年結婚した。 実はHANAMIでのイベントに5回参加し自身らの焼き鳥をふるまった。すでにそのときにはTori Toriという名で売っていたという。が日本で挙式するために日本を訪れ、焼き鳥屋を開く決意が決まったという。鶏肉とピーマンと玉ねぎだけが焼き鳥じゃない、日本で食べるような本当の焼き鳥屋を開きたいと、約5か月間も具材や味、たれの試行錯誤を重ねた。準備期間に周囲の人々に「え、焼き鳥だけなのか?寿司は?」と聞かれ、だれもあまり期待していなかったとか。それが今ではオープンした6月から多くのメディアにも取り上げられ人気の話題の店となっている。 日本と同様、もも肉、レバー、皮、手羽、つくねと鶏だけでも複数の部位を使用。たれ味、カレー味、キムチ風味などの味のアレンジもあるほか、うずらの卵やシイタケ、ズッキーニなどの串ものもおいしい。アルゼンチン人の口に合うアレンジを加えつつ、日本の本来の焼き鳥の味を守り続けること、焼き鳥だけを信じ、勝負を賭けたセルヒオさんとナオミさんによるTori Tori。客の多くはアルゼンチン人、外国人でにぎわうという。焼き鳥やおにぎりなど、楽しんで食べられるメニューが多く子供たちにも人気だそうだ。またテイクアウトもできるので近所の常連もすでに増えた。現在スタッフは5人。常に模索し、革新し続けたいと二人は意気込みを語った。今後も新たなプロジェクトに期待したい。 (記者より:焼き鳥12本セットをお持ち帰りさせていただいた。炭火焼き鳥の香りが食欲をそそる。まったく臭みのないレバー、プリプリのきのこ(ポルトベッロ)にベーコン、たれの絡んだ口の中に広がるつくね、と、日本の焼き鳥を思い出し懐かしくなった。今度は焼き立てを食べるためにお店に行こう)
Tori Tori 11-4961-7978 |
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| Ecuador 1175 CABA 営業 月-金(19時~23時)、土曜日(12時~15時、19時~23時)
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